ベトナムではフォーと言えば牛肉がポピュラーですが、「ニャーヴェトナム」の不動のエースといえば、あっさりとした味わいの『フォーガー』。やさしい旨味のスープは誰もが好む味わいで、しっとりやわらかな蒸し鶏がスープの旨味をさらに増幅してくれます。まずはそのままスープを味わい、途中でレモンやヌクマムを加えて、自分好みの味に調整しながら食べるのが現地流の楽しみ方です。また、パクチーやレタスなどの野菜を別添えで提供してくれるのも、ベトナム式のスタイル。野菜の歯ざわりやさっぱりとした香りが加わり、さらに味わいが変化します。

8種類のフォーのうち、「ニャーヴェトナム」オリジナルのフォーとしてコアなファンに愛されているのが、パクチーをふんだんに使った『フォー・ラウムイ』。パクチーペーストを加えた緑色のスープに、フレッシュなパクチーをたっぷりトッピング。のどごしのいい麺をすすると、爽やかなパクチーの香りが口いっぱいに広がって、パクチー好きにはたまらない味わいです。

同店のメニューの中でも、リピーターやベトナム料理好きのお客様から評判なのが、丸い米麺「ブン」と牛肉を用いた『ブンボ-フエ』。もともとはベトナム中部・フエの名物料理で、現在ではベトナム全土で幅広く食べられているポピュラーな料理だそうです。コクのある“旨辛”スープの味の決め手は、ニンニクや唐辛子、レモングラス、干しエビなどで作る調味料「サテトム」。酸味と辛味が入り混じったスープに具材の牛すじ煮の旨味が溶け込んで、クセになる味わいです。