伝統の一品をスプーンで混ぜて!?
料理長の挑戦、老舗の新・名物。
黒い石鍋の中、甘唐辛子と椎茸の天ぷらを従えたかき揚が、ジュージュー音をたてるご飯にどっかと腰を据えて登場。すかさず、芝海老と小柱に三つ葉が香るその名物を惜しげもなくスプーンで崩し、さらに鍋肌からおこげをはがしては、ひっくり返して混ぜ込んで ―― 天國といえば、もちろん“かき揚”。130年来の名物をチャレンジ精神旺盛な野呂料理長が、あろうことか石鍋丼に。賄いでの高評価を受け、「焼天丼」として華々しく『ココグル』デビューとなりました。
美味しさの決め手は、いつものタレに「2つの秘密を足した」(野呂料理長)という、このメニューのために考案された特製ダレ。揚げたてのかき揚をくぐらせて石鍋で焼き付けたご飯にのせれば、タレが鍋肌に到達して微かに焦げ、食欲かき立てる香ばしい湯気となって周囲を満たします。
ゴロゴロ入ったプリッと芝海老、コリッと小柱、そしてサクッフワッ!の生地があらゆるモノたちの間を取り持って、美味。揚げ油に使う上品なごま油の香にコク深い特製ダレの香が混ざり合い、熱々のまますっきりした後味となって鼻腔を抜けていくのです。
(味噌汁、小鉢、香の物付)
おこげや湯気を画面に入れ、ジュージューという音が聞こえそうな画を狙ってみてください。その際、色鮮やかな芝海老がのぞくようにすると、より美味しそうに撮れますよ!
新宿高島屋タイムズスクエア|レストランズパーク 14F
ショップページを見る 木挽町 天國
2018年4月10日更新
料理の価格・内容は、上記更新日時点のものとなります。