継ぎ足し続けた秘伝のタレで、
三度美味しいひつまぶし。
大正12(1923)年創業の鰻の名店、赤坂ふきぬき。こちらの『ココグル』は東京でいち早く提供を始めた、もちろん「ひつまぶし」。不動の一番人気メニューです。
その日仕入れた活鰻を職人が早朝より捌き、串を打ち、白焼きしてから関東風に蒸しあげます。“色づけ”と呼ばれる焼きの工程では、創業時より継ぎ足し使われてきた秘伝のタレに、トプッと付けてはジュッと焼きを三度。すると、鰻が艶やかな焼き目と芳ばしく濃厚な香りで食べ頃を知らせます。表面カリッ、中はふんわりふわふわ。食感の落差も醍醐味の一つです。
さて、一膳目はお櫃からよそったそのままで鰻自体の味と食感を堪能し、ご飯と鰻の上から薬味を散らす二膳目では、浅葱の香味ともみのりの磯の香で少し穏やかな味わいに変化した鰻に驚いて、いよいよ三膳目。さらに山葵をのせ、淡く取った昆布と鰹の合わせ出汁をたっぷりかければ、早めの夏バテの胃にもするする収まります。
全く異なる三つの美味しさで楽しませる『ココグル』は、大きめの鰻1本分を使う「松」をまず。
激動の時代のなか守り抜かれた秘伝のタレ。歴史ごと味わいたい「ひつまぶし」です。
(肝吸い、香の物付)
三つの食べ方それぞれをベストなアングルで。鰻はお腹部分と尻尾部分を天盛りに盛り付けるのがポイントです。身がふわふわなので、やさし~く扱って!
新宿高島屋タイムズスクエア|レストランズパーク 14F
ショップページを見る 赤坂ふきぬき
2018年7月1日更新
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